掌の砂さらさらと落ち

掌中的沙子嘩嘩地落下

雲は流れのち晴天

雲彩飄過後是晴天

潮は引き

退潮

また満ちてゆく月を見る

又欣賞漸漸變圓的明月

樓閣はまた崩れ去り

樓閣又倒塌

人は流れ留まる者と

人群流動 和駐足的人

背に想う

互靠著肩

また希望という夜明け前

又在希望的黎明前

月下の華露のしずく

月下花的淚水

悲しみは誰がために

悲傷因誰

吹き荒れる

而吹散

夢を見た男達は

懷揣夢想的男人們

地図にない道を急ぐ

在地圖上沒有標記的路上急速行駛

この船がたどり著くのは

這艘船的著陸點

幻だとしても

即使是夢幻

ここにあるのは確かなもの

但也有實實在在的東西

一握の風からから過ぎて

一縷風嘩嘩刮過

大地乾きのちに雨

大地乾燥後是降雨

緑萌えまた枯れ果てて眠る時

發綠芽 又枯萎 入眠時

火を囲んでは夜の宴

圍著火堆 夜晚的聚會

人は獨り獨りが集い

每個人每個人聚集在一起

実に愉快

實在是很愉快

またかりそめの夢を見る

又夢見了短暫的夢

月下の華吹かれている

月下的花被吹散

終わるとも知れぬ旅咲き誇る

在不知道終點的旅途中盛開

夢を見た男達は

懷揣夢想的男人們

怖れなき心求め

尋求毫無恐懼的內心

この身體捨てて見る夢

捨身追求的夢想

幻だとしても

即使是夢幻

ここにあるのは確かなもの

但也確實存在的東西

月下の華露のしずく

月下花的露水

悲しみは誰がために

悲傷為誰

吹き荒れる

給吹散

夢を見た男達は

懷揣夢想的男人們

地図にない道を急ぐ

在地圖上沒有標記的路上行駛

この船がたどり著くのは

這艘船著陸的

幻だとしても

即使是夢幻

ここにあるのは確かなもの

但也有確實存在的東西

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