それ‐に
__接続__ 有而且的意思
__それなのに。しかるに。枕草子108「頭著き給はぬ限りは、殿上の檯盤には人も著かず。―豆一盛り、やをら取りて」
__その結果。大鏡時平「―こそ、菅原の大臣御心のままにまつりごち給ひけれ」
__加えて。そのうえ。かつ。今昔物語集31「池を失ひたらむだに量はかりなき罪なり。―此の池の頹くずるるによりて、…多くの田畠を失ひたる罪も」。「大きいし、重いし、―値段が高い」
さら‐に【更に】
__副__ 更加的意思
__その上に(なお)。
__一つの事が重ねて(類似の事を伴って)起り、または時と共に程度を増すさま。なお一層。古事記上「それよりのちは、ややに貧しくなりて、―荒き心を起して」。「―風が強くなる」
__(前言を受け) それに付け加えて。「―こうも解釈できる」
__今あらたに。枕草子142「いで―、言へば世の常なり」
__(下に打消を伴って) 決して。さらさら。古今和歌集哀傷「―世にもまじらずして」。「返す気は―ない」
それ‐に
__接続__ 有而且的意思
__それなのに。しかるに。枕草子108「頭著き給はぬ限りは、殿上の檯盤には人も著かず。―豆一盛り、やをら取りて」
__その結果。大鏡時平「―こそ、菅原の大臣御心のままにまつりごち給ひけれ」
__加えて。そのうえ。かつ。今昔物語集31「池を失ひたらむだに量はかりなき罪なり。―此の池の頹くずるるによりて、…多くの田畠を失ひたる罪も」。「大きいし、重いし、―値段が高い」
さら‐に【更に】
__副__ 更加的意思
__その上に(なお)。
__一つの事が重ねて(類似の事を伴って)起り、または時と共に程度を増すさま。なお一層。古事記上「それよりのちは、ややに貧しくなりて、―荒き心を起して」。「―風が強くなる」
__(前言を受け) それに付け加えて。「―こうも解釈できる」
__今あらたに。枕草子142「いで―、言へば世の常なり」
__(下に打消を伴って) 決して。さらさら。古今和歌集哀傷「―世にもまじらずして」。「返す気は―ない」